Wizardryの第2弾にして、スラッシュ&ハックということを明確にとらえて出された一本。
好きな人は大好き、嫌いな人は大っ嫌いという、好みがはっきりと分かれるWizardryになっているといっていいでしょう。
私はといえば、3よりは好きで1よりは嫌いでした。
結局、1をやり続ける羽目になったのは、何よりも明確なボスが存在せず、ダンジョンも6回しかなかったことでしょう。
冒険というよりは、謎解きが終わればアイテム集めという方向性だったので。
3は・・・また後述。
正直言えば、完全に育ち切っていたキャラならば、装備がなくてもあっという間にクリアできたのです。
このころは、PCソフトも1日でクリアできるものが少なくなく、それがかえってつまらなかったというのが、あまり好まない理由でもありました。
このダイアモンドの騎士はFC版では順番が違います。
なぜかといえば、キャラクターの転送ということがカギになるため、発売の順番を変えられてしまったのです。
というのも、新規キャラ作成ができないため、どうしても転送しなければいけなかったわけで、FCではターボファイルがないとできなかったというわけ。
マーケティング的にも問題があったために、Wizardry3を2として発売していることから順番が違うのです。
このあたりも大人の事情ではありますが、Wizardry好きは、こぞってターボファイルを買ったはず。
なにせ、ロードがないんですから、これ以上Wizardryはないとばかりにそろえたでしょう。
PC版は好きでもなかったKnight of Diamondは、FCで大好きになったのも、このターボファイルのおかげだったのです。
ターボファイルIIやターボファイルアダプターなども発売され、SNES(SFC)でも使うことができるようになったのも、実はWizardryVにキャラ転送するためだったという、すべてがWizardryに汚染されていた人たちの怨念だったかもしれません。