初期のDiabloシリーズを作ったデイビッド・ブレヴィック
世界には、さまざまなゲームの開発者がいます。
世界的にも影響を与えたヒット作を出した人は、常に注目されていくでしょう。
その一人が、David Brevik(デイビッド・ブレヴィック)です。
Diabloの開発者というだけでもすごいというのがわかります。
現在の見下ろし型ゲームを大きく羽ばたかせた一人であり、ハックアンドスラッシュの定番形を作った人です。
Diablo IIまでBlizzard Northで開発をしていましたが、その後独立していきました。
そのデイビッド・ブレヴィックが、個人で開発して発売したのが「It Lurks Below」です。
アクション性の高さが違う
「It Lurks Below」は、見た目はDiabloとは全く違う横スクロール画面を持ちますが、その中身はDiablo Iを彷彿とさせます。
やったことがある人は、すでに結構な年齢になってきているはずですが、やりこんだ人も多いはずです。
画面を見ると「テラリア」に似ている印象を受けますが、実際には全く別物といった仕上がりになりました。
非常にダークな雰囲気の中に、アクション性が強く盛り込まれています。
「It Lurks Below」は「テラリア」のようなクラフト的な部分は最小限に抑えながらも、冒険をして武器などを得ていくハックアンドスラッシュの色が強いのです。
実際にクラフトしたりしている時間よりも、地下に潜り戦っているほうがはるかに長い仕上がりになりました。
クラスも豊富になり、現在のバージョンでは8種類、種族が2種類に増えました。
それぞれ専用のスキルなども用意され、かなり違いが打ち出されるようになっています。
敵もNamedがいたりしますし、ボスステージもあるのが特徴です。
その雑魚キャラも、気を抜けば瞬殺されるような奴まで出てくるのですから、アクション性の高さが想像できるでしょう。
やっぱりハックアンドスラッシュなのだ
「It Lurks Below」のハックアンドスラッシュの楽しさとしては、なによりも接頭語や接尾語のついたアイテムを漁りまくるところにあります。
これが最もDiabloの血を受け継いでいるといえますが、言葉のつながりによって、全く性格の違う武器ができあがるからです。
ひたすらトレハンをしながら、新たな武器を探し出し、装備してみて一喜一憂する楽しさは、「It Lurks Below」がDiabloの血を引くことを感じられる部分でしょう。
ほかにも、鎧につけるクリスタルも種類がいろいろあり、装備の価値を変えていきます。
さらにDiablo IIと言えばルーンでしょう!と言わんばかりに、いろいろなものが出てくるようになりました。
ルーンの合成もできますし、ほかのものも生み出せます。
すべてがどこかにDiabloの匂いがすると言えば、ひたすら戦ってきたプレイヤーはすぐに感じ取れるはずです。
逆にこれを「テラリア」の派生版ととらえている人は、楽しいと感じないかもしれません。
見た目だけは近くても、中身はやっぱりDiabloだからです。
それもIIIではなく、IやIIのDiabloなのだと感じられる人は、一度プレイしてみる価値があるでしょう。
ちなみに、かなり頻繁にアップデートが入ります。
今日の常識が明日の非常識になるほどの大型アップデートもあったりするので、いろいろと試してみるのもいいでしょう。
毎回新鮮な楽しみが待っています。