昔ばなし

無限の心臓2と夏休みの宿題

夏になると思い出されるのが、無限の心臓2。
なんでって思うのが当然ですが、この時代、ゲームのプロローグというものはミニ冊子などで補っていたわけです。
容量もそこまでなかったこともありますし、作製に時間を掛けるのであれば、別の部分に掛けるということもありました。
ゲームのシステムとは別に作り上げることになることも多く、グラフィックだけで大きな時間を取るということもあったでしょう。

夏といっても、中学校2年生だったこともあり、ちょうど夏休み。
その中で、課題は読書感想文でした。
普段からやたら本は読んでいたものの、普通のことをしても面白くはないと思い、この無限の心臓2のミニ冊子に書いてあったプロローグで読書感想文を作り上げたわけです。
それも見事に原稿用紙5~6枚にした覚えがあり、下手をすればプロローグよりもはるかに長い文章が出来上がりました。

・・・まーこれが認められるような時代ではなく、こっぴどく怒られることになるわけです。
当時の担任のことはよく覚えていますが、正直大嫌いな教師だったこともあり、こんな流れを作りだしました。
でも、無限の心臓2は本当に面白く、それだけはまり込んでいたということもあったのです。

若かりし頃の夏の思い出ですが、今考えればろくなガキじゃなかったことだけは確かでしょう。

フォートレスとスターコマンド

いろいろとゲームがある中、どうしても探しているのが、フォートレスとスターコマンドです。
スターコマンドはMSX版なら何とか手に入るだろうと甘く考えていましたが、それでも見つからず今に至っています。
ハードコアなSFのRPGとして、とても好きだったのですが、若すぎたのかほかのゲームがよかったのか、あまりやりこまずに山の中に押し込めてしまったのが思い出です。

スターコマンドとは対照的に、やってもやっても進めなかったのが、フォートレスでした。
正確にどこが発売していたかも定かではないのですが、3DRPGとして入口あたりから進むことができなかったのです。
SFもので、ロボットを操作し、相手を撃破しながら進むはずなのですが、1体目で大体つまずき、どうしても進むことができずにあきらめてしまった思い出しかありません。
今だったら、何とかクリアする方法を考えるのに、本当にそう思うのです。

いろんなゲームをやってきたわけですが、ここまで後悔の強いゲームは、この2本だけでしょう。
いつか手に入り、また遊ぶことができたらいいなと思いますが、可能性的にはかなり低いでしょうね。
まーレトロゲームとは、こんなもんだともいえますけど。

UOとEQとFFXI

現在は無料系のブラウザ系RPGなどが当たり前となり、誰でも手が出せるものになったでしょう。
私が始めた頃は、まだ黎明期であり、誰もが手を出せるものではなかったのです。

初めてプレイしたMMORPGといえば、UltimaOnlineでした。
UOと呼ばれ、Ultimaの世界を生かしながら、生活する感覚で楽しめるというものだったのです。

私は、Wizardry派の人間で、Ultimaなんぞしらん!と思っていたのですが、なんかの機会に(おそらく秋葉の海外系ソフトを扱っているところ)見かけて購入したことがスタートだったはずです。
今では、日本語も当たり前で、何の苦労もいりませんが、そのころにはパッケージにでっかく”要英語”と張られていたもので、日本語チャットなんかできやしねーよというハードルの高いソフトでした。
正直って、英語は大っ嫌いで、大学もそれで落ちてしまた程度だったこともあり、本当にやるべきか悩みましたが、適当にサーバーを選び(Napa)始めたところこれが面白くて。
なんとか英語で話しながら遊んでいたところ、日本人が実は多いことがわかり遊びほうけていたのです。
結果的に、日本語サーバーであるHokutoが出来上がり、そちらに移住してEvergreenというPCTownに参加することになりました。
Napaの人たちには、のちに会うことになるのですが、Hokutoでの日々はそりゃもう楽しくて、はまりまくっていたのです。
このHokutoで出会った人たちの一部とのちにFFXIで出会うことになるのも、何かの運命でしょう。

UOからPKのできない地域が生まれたあたりから、情熱がだんだんと薄れていきました。
これも日本語があふれ、かつてのような緊張感もなくだらだらと過ごすことになったからかもしれません。
その時に、ちょっと知り合いだった人からEQに誘われ、Karanaサーバーで始めることになります。
ところが、誘ってくれた人はすぐに引退し、一人で遊ぶことになるわけですが、今のゲームのようにぬるま湯の環境じゃありません。
一度死ねば、大きなペナルティが待っていますし、移動するだけでも大仕事です。
苦労の山のようなゲームだったわけですが、そこでGuildに誘ってくれた人たちが、なんとNapaの人たちだったのですからたまげました。
お互いよく知っていたわけではありませんでしたが、一応は旧知の人ですから、楽しく日々遊んでいたことを覚えています。
その後はUltimatesというGuildが成立し、長らく遊んでいたのですが、仕事も忙しくなりログインがうまくできず自然に辞めていったのです。

ですが、ゲーム好きですから、そのままやめるわけもなく、Hokuto時代の知り合いから誘われFFXIのパンデモニウムサーバーで始めてしまいました。
EQもどきと考えていたFFですが、それなりに楽しく遊ぶものの、外国人排除の気風が好きではなかったのは確かです。
GuildはEternalWindに属していましたが、バストゥーク遠征軍「Blauer Komet」を組織しながら、アラブ系の人たちやフランス系のプレイヤーを誘い込み遊んでいました。
変な変換エンジンがついており、なんとなくでも海外の言葉にすることができるため、コミュニケーションは簡単なのですが、どうもお互いで壁を作るようで、私は普通に英語で話をしていたのを覚えています。
そのせいもあり、日中遊ぶときは海外の人たちとだけ遊んでいました。
仕事の事情や、健康上の問題、家庭の問題など山積みとなり、FFをやめることになったときは、盛大においだされた?ことは今でも覚えています。

まー、ここで辞められれば一番だったのですが、MMORPG好きは病気みたいなもので、EverQuest2で復帰するのです。
実際には長くはプレイしてはいなかったものの、所持していたキャラすべてのレベルをカウンターストップした時点で飽きてしまい、現在に至ります。
今はMMORPGをやっている暇などなく、MORPGであるDiabloIIIですらパッチを当てるだけの状態です。
それでもEverQuest2が無料だとか、EQのエミュレータがあるだとか、EverGreenNextが出るんじゃないかとか、ちょっと色気も出てきています。
できれば、のんびり遊べるといいですが、まず無理なんでしょうね。