垂直同期って何?
PCゲームをしていると、垂直同期という言葉を見かけるでしょう。
ほとんど操作しないでもゲームはできます。
ですが、知っていればもうちょっといい環境で遊べたりするのですから、覚えておいて損はありません。
知らずに遊んでいたりすると、下記のようなことが起きるからです。
配信用ソフトであるOBSで録画する際に、PCのグラフィックボードの負担が大きすぎて録画かかくかくになるだけではなく、配信も影響を受けました。
垂直同期をいじることが必ずしも効果を上げるわけではありませんが、F1 2018などでは、影響が出ました。
問題が出ている人ならば、試してみる価値があるはずです。
ただし、PCの環境にもよるため、知識として持っておき、対応策のひとつとすると良いでしょう。
OFFにしているからいいのか
垂直同期は、V-SYNCと表記されることもあります。
ディスプレイに影響する内容で、垂直方向への信号を送るタイミングを計るものです。
ディスプレイに描画して表示していますが、このときに影響するものと考えればいいでしょう。
リフレッシュレートと関係があります。
そのため、垂直同期をONにすると、フレームレートを同じ値にできるのがポイントです。
つまり、モニターが60hzで動いているのなら、FPSも60になります。
120hzならFPS120になるという寸法です。
OFFにすれば、全く関係がなくなり、そのとき出せる性能としてFPSを発揮します。
ここで問題は、同期したらなにが起きるのかということです。
モニターのリフレッシュレートと同じFPSで動かせば、当然画面がチラついたりすることがありません。
違えば当然さが出てきます。
実際にそこまでひどいことは起きないのが現状で、基本はOFFにしておけば問題がありません。
ところが、モニターの性能によっては、PCの能力との差が生まれてくるため、無駄にパワーを消費します。
60hzのモニターなのに、300FPSを発揮させたとしても、何ら効果はありません。
それどころか、無駄にマシンパワーをつかって負担がかかる状態です。
画面のちらつきはスタッタリングと呼ばれますが、グラフィックボードのパワーも無駄に使う状態なら、同期させた方が負荷という面でも効果的と言えるのです。
ONにすればいいってもんじゃない
だったら垂直同期はいつでもONにしたらいいじゃないかとなります。
ところがそんな甘くないのがPCです。
ONにしたと単に、画面が急にぶつぶつと切れてしまうことが起きます。
すべてが垂直同期によるものと断定できるわけではありませんが、一定のFPSを下回ったときにONにした状態が邪魔している可能性があります。
今では60FPSを超えたときにはONになり、下回ったときにはOFFにするというAdaptive V-syncもでてきました。
こうした性能を持たせなければいけないということは、常に適正な値を選ばなければ、うまく動作しないという照明です。
ソフトやハードの状況によって、垂直同期は選ぶ必要が出てきますが、FPS系のゲームのように、一瞬の勝負であれば垂直同期はOFFが良いでしょう。
その方がマシンパワーによって恩恵を受けられるからです。
一瞬の勝負でも、OBSのような負荷の高いソフトも動かすようなら、ONにしてマシンパワーを軽減させるという選択になります。
もちろん、垂直同期もその方法のひとつであって、他の方法で軽減させることも必要です。
垂直同期をONにしたことで、うちのF1 2018の映像は安定しました。
実際にこの切り分けに気がついたのは、最初にYouTubeでLIVEをしたときには何もなかったところです。
おそらく他に動いているソフトの負担もあるのかもしれません。
日によって安定感が違うというところに気がついたので、垂直同期の設定を変えてみたら、映像が安定したのです。
環境によって違いがあるのは当然ですが、ゲームを楽しむなら、垂直同期は覚えておくといいでしょう。
設定をいじるだけなら、難しくもないですしね。
豆知識としてYouTubeのマナーなどもあげていますので
こちらも良ければご覧ください。
随時更新中! YouTubeでゲーム実況などを見るときのマナー