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RTSの基礎を作り上げたAge of Empires IIとDefinitive Edition

よみがえったAge of Empire II

世界を熱狂させたゲームはいくつもありますが、現在で言うところのPvPという面でRTSという分野を確立させたのは、まぎれもなくAge of Empiresです。
マイクロソフトが1997年に販売し拡張版を出しましたが、さらに高いレベルに作り変えたのが1999年に発売されたIIでした。
現在では当たり前になった3すくみのかたちも導入し、多くの文明をカバーしたことで爆発的に売れまくります。
とんでもないことに、2015年までに拡張版まで発売するという快挙をやってのけました。
IIIも発売されましたが、IIのほうがバカ売れしたのは間違いありません。
このリマスター版にあたるのが、2019年11月14日に発売されたDefinitive Editionです。

これでもかというボリューム

Age of Empire II Definitive Editionでは、ブルガリア、クマン(キプチャク)、リトアニア、タタールの4つの文明が追加されました。
これでとうとう35の文明という世界史の勉強レベルに代わったといってもいいでしょう。
さらに3つのキャンペーンをプラスしています。
高解像度に対応したというのもありますが、さらに高画質にできるDLCも任意で落とせるようになっているのが特徴です。

実際にやってみていますが、かなりきれいなできで、これが20年以上前に設計されたソフトとは思えません。
RTSとしての完成度も高く、ゲームとしてもかなり面白いのは折り紙付きです。
動画はチュートリアルの最後までですが、これでもかなり満足しました。
これが、大量のキャンペーンで遊べるのですから、かなりお得感の強い1本になったと思います。
ただし、問題点もないわけではありません。
現代だからこその問題も抱えていました。

古いノートPCではきついかも

全く新しいグラフィックになったともいえるAge of Empire II Definitive Editionですが、それだけマシーンパワーを使い、けっこうな重さも感じます。
動画は高画質DLCは入っているものの、設定が中であり、そこまで軽いとは感じません。
時折読み込みで重く感じるなど、RTSとしてちょっと困った状態も感じます。
このPCはGTX1050Tiなので、普段ゲームしている分には中程度の設定でたいがい遊べます。
それほど高画質を求めていないという部分もありますが、これで途中引っかかるというレベルのため、古いノートPCなどでは画質を落とさないとだめでしょう。

試してはいませんが、倍速設定も4倍などはできなくなりました。
これは修正が入るかもしれませんが、高速で回していた人には少しきついかもしれません。
それでも、現代によみがえったAge of Empire IIというだけでも、ウキウキしますし楽しめるのは間違いないでしょう。
RTS好きなら1度はやってみる価値があるソフトです!

PvPでやるなら、ショートカット必須です。
古いAge of Empire IIの開設をしているサイトなどで、スタート当初のキーの押し方などを開設したりしているので、抑えておくといいでしょう。
知らないでは、まず勝てません。

「It Lurks Below」にはDiabloの血が流れている

初期のDiabloシリーズを作ったデイビッド・ブレヴィック


世界には、さまざまなゲームの開発者がいます。
世界的にも影響を与えたヒット作を出した人は、常に注目されていくでしょう。
その一人が、David Brevik(デイビッド・ブレヴィック)です。
Diabloの開発者というだけでもすごいというのがわかります。
現在の見下ろし型ゲームを大きく羽ばたかせた一人であり、ハックアンドスラッシュの定番形を作った人です。
Diablo IIまでBlizzard Northで開発をしていましたが、その後独立していきました。
そのデイビッド・ブレヴィックが、個人で開発して発売したのが「It Lurks Below」です。

アクション性の高さが違う

「It Lurks Below」は、見た目はDiabloとは全く違う横スクロール画面を持ちますが、その中身はDiablo Iを彷彿とさせます。
やったことがある人は、すでに結構な年齢になってきているはずですが、やりこんだ人も多いはずです。

画面を見ると「テラリア」に似ている印象を受けますが、実際には全く別物といった仕上がりになりました。
非常にダークな雰囲気の中に、アクション性が強く盛り込まれています。
「It Lurks Below」は「テラリア」のようなクラフト的な部分は最小限に抑えながらも、冒険をして武器などを得ていくハックアンドスラッシュの色が強いのです。
実際にクラフトしたりしている時間よりも、地下に潜り戦っているほうがはるかに長い仕上がりになりました。

クラスも豊富になり、現在のバージョンでは8種類、種族が2種類に増えました。
それぞれ専用のスキルなども用意され、かなり違いが打ち出されるようになっています。
敵もNamedがいたりしますし、ボスステージもあるのが特徴です。
その雑魚キャラも、気を抜けば瞬殺されるような奴まで出てくるのですから、アクション性の高さが想像できるでしょう。

やっぱりハックアンドスラッシュなのだ

「It Lurks Below」のハックアンドスラッシュの楽しさとしては、なによりも接頭語や接尾語のついたアイテムを漁りまくるところにあります。
これが最もDiabloの血を受け継いでいるといえますが、言葉のつながりによって、全く性格の違う武器ができあがるからです。
ひたすらトレハンをしながら、新たな武器を探し出し、装備してみて一喜一憂する楽しさは、「It Lurks Below」がDiabloの血を引くことを感じられる部分でしょう。

ほかにも、鎧につけるクリスタルも種類がいろいろあり、装備の価値を変えていきます。
さらにDiablo IIと言えばルーンでしょう!と言わんばかりに、いろいろなものが出てくるようになりました。
ルーンの合成もできますし、ほかのものも生み出せます。
すべてがどこかにDiabloの匂いがすると言えば、ひたすら戦ってきたプレイヤーはすぐに感じ取れるはずです。

逆にこれを「テラリア」の派生版ととらえている人は、楽しいと感じないかもしれません。
見た目だけは近くても、中身はやっぱりDiabloだからです。
それもIIIではなく、IやIIのDiabloなのだと感じられる人は、一度プレイしてみる価値があるでしょう。

ちなみに、かなり頻繁にアップデートが入ります。
今日の常識が明日の非常識になるほどの大型アップデートもあったりするので、いろいろと試してみるのもいいでしょう。
毎回新鮮な楽しみが待っています。

Rebel Inc Escalation ~反逆の株式会社~

異色のRebel Inc

さまざまなゲームが発売される中、これはかなり異色なのがRebel Incです。
ちょっとびっくりの内容ですが、簡潔で面白いゲームに仕上がっています。
ただし、テーマはかなり異質で、紛争後の復興を目指す国家に再建企業がどう立ち向かうかという内容です。

戦後復興という難しいテーマに取り組む

戦後復興は、かなり難しいテーマです。
うまくいかずに内戦状態に逆戻りした国家の数は、古今東西を問わず山ほどありました。
日本で言えば、戦後処理がうまくいかずに一揆に発展するといったのも同じ内容です。
この処理を請け負う会社を自分で操作し、平和な状態を作り上げていきます。

PMCという組織があります。
private military companyの略で、民間軍事会社という意味を持つ言葉です。
戦闘するのはもちろんですが、洋平組織として軍事教練なども受け持っていきます。
この企業のひとつと思うとわかりやすくなりますが、日本から見るとかなり異質でしょう。
戦争を商売としている企業となるからです。
ですが、世界には多数のPMCがあり、平和維持活動にも尽力しています。
その反面でブラックウォーターUSAの民間人虐殺事件といったこともありました。
実は日本でも展開している場合があります。
そんな企業のようなところを運営していきますが、きれいごとではすみません。
政治家の汚職や急激なインフレなどを警戒しつつ、反対勢力と戦っていかなければいけない世界です。

軍事力も行使しつつ、現地の軍隊を鍛え直したり、国連軍を派遣してもらったりしながら対応していきます。
要請に応じて基地を作りますし、インフラ整備などもしなければいけません。
やることは山積みでも、目標は平和のためです。
毎月尽力しながら、平和というか満足できる地域を拡大していきます。

いろいろと彩る主人公たち

Rebel Incが変わっている部分は、取り上げたテーマだけではありません。
主人公となる人物は、いろいろな属性を選択できます。
一般人の公務員から始まり、銀行あがりなどもいますし、軍の将官や密輸業者まで現れる始末です。
これらの主人公にプラスしてアドバイザーを選びます。
各属性を変化させる存在で、支援レベルをあげたり、軍事訓練の速度が上がったりするため大事な選択です。
こうした組み合わせをして、ゲームを進めていきます。
ゲームをしているときには忙しくて気がつきませんが、こうした選択が後跡響いてきます・・・。

ゲーム自体は1プレイ30分程度です。
難易度が上がると泥沼化するという展開もあるため時間がかかりますが、それでもさほど長くはありません。
ちなみにRebel Inc~反逆の株式会社~はスマホ版です。
基本としては同様のソフトですが、出来たらPC版が良いのではないかなと思います。
アップデートとかの質も違いますしね。

RWAだけじゃ厳しいのでATSとESTにG13を

AmericanTrackSimulatorにホリ製のRWAを使っていますが、実際にボタンが足りません。
簡易的なハンコンでもあるので仕方ないといえば、それまで。
でも、もっと快適に走りたいわけです。
EuroTrackSimulatorでも同じようにできる方法を取りたかったところに、仕事で使っていたロジクールのG13を使えばいいじゃんと思ったわけです。

そもそもG13とは、左手キーボードと呼ばれる種類のディバイスです。
左側にショートカットキー専用のキーボードを置くことで、操作を簡易にしようというのが目的ですが、G13はゲーム用に作られました。
もちろん、仕事でもつかえるわけで、うちでもタグの入力やショートカットキーを入れて使っています。
Adobe製のソフトやOffice系を使っている人は大変便利ですが、なかなか知られていません。
FPS系のゲームをしている人は、使っている人も見かけますが、実に便利なディバイスです。
前回、RWA用のセッティングをしましたが、これをG13にも入れて膝の上にでもおけば、ボタンが足りない分を補えるかなというのが目的です。

いろいろなセッティング方法もありますし、デフォルトで使う方法もありますが、実際に便利かといえばそうではありません。
自分に合った配置をするのが一番なのがG13の特徴です。
そこで選んだのがこちら。
G13のボタン配置

上にいろいろなゲームが並んでいますが、HDD内のゲームを読み込み設定させることができます。
今回は自分でATSとETSのセットをしました。
キー配置の外側に並べてあるのは、単純にわかりやすいからです。
レバー部分にクルコンなどを並べていますが、実は上下があけてあります。
これは、シフトアップダウンを入れようかどうしようか悩んだからです。
クルコンの操作をするときに誤作動するのが嫌だなというので使っていませんが、RWAのほうのシフトとクルコンを入れ替えてしまえば便利かなと思っています。

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かなり快適に走れるようになり満足ですが、問題は置く場所かなというところでしょう。
ステアリングコントローラーを使う人は皆悩みですが、固定する場所だけでもかなり使います。
デスクにクランプで固定していますが、外してどかすわけにもいかないので、常に固定して場所を取られているので・・・G13まで置く場所がないのです。
膝の上において使っていますが、もうちょっと工夫しておける場所を作らないといけないですね。
それでも、うまく使えれば便利です。

ホリのRWAでアメリカントラックシミュレーターを遊ぶ!

みんな憧れたトラックの運転

トラックはお好き?って言われたら、男の子なら一度は憧れたことがあるはずで、嫌いという人は多くないはずです。
自分で運転してみたいと思うのも、あの大きな車体を見れば当然ですが、そうそう買えるものでもありません。
アメリカントラックシミュレーターが人気なのも当然です。
PC上で限りなく忠実に運転できるのですから。

やっぱり手ごろなホリ製のハンコン

いろいろと機能もそろっているアメリカントラックシミュレーターですが、遊ぶのであればハンドルコントローラーは欲しいでしょう。
でも、Amazonなどで検索しても、びっくりするほどの高値です。
購入しても、どこに取り付けようか悩んでしまいます。

うちもそうでしたが、やはりハンドルコントローラーがほしくって、ホリのRWAを購入しました。
先代のステアリングコントローラーもあったのですが、センターは壊れ今一つ動きが悪かったのです。
そこで新しくしたのですが、アメリカントラックシミュレーターどころかPCに接続すると、設定が大変・・・なのです。

原因は、ステアリングコントローラーとして認識しないところにあります。
XboxのコントローラーなどとPCに認識されてしまうためで、アメリカントラックシミュレーターでもこの設定に合わせていかなければいけません。
そこでいろいろな問題が出てきます。

かなり手ごわいホリRWAの設定

いろいろと設定も試してみました。
アメリカントラックシミュレーターで、RWAを使ったときに大きな障害になるのは、ノンリニアです。
ハンドルの回転が900度になるトラックと、270度余りしか動かないハンドルコントローラーの誤差を埋めるための機能で、ないと困るし、あると邪魔という、難しい機能になります。
一定のハンドルきれ角から、切れ角を加速させるのがリニア機能で、その制御値がノンリニアと思えばいいでしょう。
実に簡単ですが、これがトラックの動きをクイックにしてしまいます。
もっと高機能なハンドルコントローラーなら問題も解決できるのでしょうが、RWAの認識はコントローラーです。
スティックがステアリングの扱いになるため、こいつにお世話になりながらうまく扱わなければいけません。

ATS H1

ATS H2

色々試した結果、ノンリニアは最小にして、ステアリング感度はちょっとだけあげているような状態です。
あまりに感度をあげれば、微妙な動きが厳しくなります。
感度を落とすとリニアが働くまでの回転にも影響が出てくるため、この設定でやっています。

実際に走ってみると、ある程度落ち着いて走れるようになりました。
それでも、速度が上がってくると、90度近い曲がり角になれば、一気に加速して回転してしまいます。
速度を落として曲がれば気にならないため、安全運転としてもいいかもしれないですね。

この設定はユーロでも使えるかもしれません。
試してませんが、わずかに挙動も異なるため、注意が必要です。